付き合っているシングルマザーの子供。可愛いと思う一方で、こう感じたことはないですか?

「これ、注意していいのかな……」

おもちゃを投げても、ご飯で遊んでいても、他人の僕が叱っていいのか分からない。かといって見て見ぬふりも違う気がする。血が繋がらない立場だからこその、この宙ぶらりんな感覚。僕もずっと悩んできました。

この記事では、パートナーの子供の叱り方に迷っている男性に向けて、僕自身が失敗しながら見つけた「距離感」の話をします。

叱っていいのか分からない、という最初の壁

実の親なら反射的に「こら!」と言える場面でも、僕らは一瞬止まってしまいます。「嫌われたらどうしよう」「彼女はどう思うだろう」と考えてしまうからです。

でも、これは優しさでもあります。他人の子供の心に踏み込む重さを、ちゃんと分かっているということ。だからまず、「叱れない自分」を責めなくていいと僕は思っています。

そもそも叱る以前に、子供とどう出会い、距離を縮めていくかが土台になります。その最初の段階についてはシングルマザーの彼女の子供にいつ会わせるかの記事にまとめました。

叱る前に、彼女と「線引き」を決めておく

一番大事だったのはこれでした。何をどこまで注意していいのか、事前に彼女と話しておくこと。

僕の場合はシンプルに、「危ないこと・人を傷つけること・嘘」の3つだけは僕も注意する、それ以外のしつけは基本ママに任せる、と決めました。この線引きがあるだけで、その場で迷う時間が激減します。

そして子供にとっても、「この人はこういう時に本気になる人だ」という一貫性が伝わります。気分でコロコロ変わる大人が、一番信用されません。

「怒る」ではなく「困る」を伝える

血が繋がらない相手を頭ごなしに怒鳴っても、子供は「なんでこの人に言われなきゃ」となるだけです。効いたのは、感情をぶつけるのではなく、僕がどう感じたかを伝える叱り方でした。

「それやられると悲しいな」「ケガしたら僕が心配になるよ」。命令ではなく、僕を主語にして伝える。これだけで、子供の受け取り方がまるで違いました。

叱ったあとのフォローが9割

叱りっぱなしにしないこと。少し時間が経ったら、いつも通りに遊ぶ、笑う、名前を呼ぶ。「叱ったけど、君のことは変わらず好きだよ」が伝わって初めて、叱ることに意味が出ます。

むしろ僕は、叱った日ほど寝る前に「今日も楽しかったな」と一言だけ声をかけるようにしていました。

焦らなくていい。順番を間違えないだけ

結局のところ、叱る資格は「信頼」の後からついてきます。まだ懐かれていない段階でビシッと叱っても、反発しか生みません。まずは一緒に楽しい時間を積み重ねて、「この人は味方だ」と思ってもらう。叱るのはそのずっと後でいい。

僕自身、この順番を何度も間違えて空回りしました。だからこそ言えます。焦らないでください。

血が繋がらない立場での距離感は、叱り方だけでなく呼ばれ方にも表れます。よければ子供が僕をどう呼んでいるかの話もどうぞ。

ゆっぴー

シングルマザーのパートナーとして日々を過ごす中で感じたことを、当事者目線で綴っています。同じ立場で悩む男性に、少しでも肩の力が抜けるヒントを届けられたら嬉しいです。