彼女との結婚を具体的に考えるようになって、僕はある勘違いに気づかされました。

それは「結婚すれば、彼女の子どもとも自動的に親子になれる」と思い込んでいたことです。婚姻届を出せば、その日から僕はあの子の父親になる。ずっと、そう信じて疑っていませんでした。

でも、調べてみたらまったく違いました。結婚しただけでは、僕とあの子は法律上の親子にはならない。親子になるには「養子縁組」という、婚姻届とは別の手続きが必要だったんです。

この記事では、その事実を知って驚いた僕が、養子縁組について自分なりに調べて整理したことを、同じように勘違いしているかもしれない人に向けて書きます。

なお、僕は法律の専門家ではありません。この記事は僕が調べた範囲の整理なので、実際に手続きを進めるときは、必ず役所や専門家に確認してくださいね。

「結婚=親子」ではなかった

まず、僕が一番驚いた事実がこれです。

彼女と婚姻届を出して夫婦になっても、それだけでは僕と彼女の子どもは法律上の親子にはなりません。夫婦になることと、僕がその子の親になることは、まったく別の手続きなんです。

僕はてっきり、結婚したら家族全員が自動的に一つの家族になるものだと思っていました。でも法律の上では、子どもとの親子関係はもう一段階、別に結ぶ必要がある。それが「養子縁組」でした。

養子縁組には2種類ある

調べてみると、養子縁組には「普通養子縁組」と「特別養子縁組」の2つがあることが分かりました。

ざっくり言うと、僕たちのような子連れ再婚のケースでほぼ選ばれるのは「普通養子縁組」のほうです。もう一方の「特別養子縁組」は、実の親に育てられない事情がある子どもを守るための特別な制度で、家庭裁判所の審判が必要だったり、実の親との関係が完全に切れたりと、かなりハードルが高いものでした。

なので、僕が考えることになるのは「普通養子縁組」。以下、単に「養子縁組」と書くときは、この普通養子縁組のことを指しています。

養子縁組を「する」と何が変わるのか

養子縁組をすると、僕とあの子は法律上の親子になります。それによって、いくつかのことが変わることが分かりました。

  • 名字が同じになる:子どもは僕と同じ名字を名乗ることになります。家族全員が同じ名字になるのは、ここの効果です。
  • 親権を持つ:養親である僕が、その子の親権を持つことになります。
  • 扶養義務が生まれる:僕が法律上、その子を養う義務を負います。
  • 相続の対象になる:僕に万一のことがあったとき、その子は実の子どもと同じように僕の財産を相続できます。

「同じ名字になって、法律上もちゃんと親子になれる」――僕が漠然とイメージしていた「家族になる」は、養子縁組をして初めて実現するものだったんです。

養子縁組を「しない」とどうなるのか

逆に、養子縁組をしない場合はどうなるのか。ここも調べて整理しました。

養子縁組をしなければ、僕とあの子は法律上の親子にはならないままです。つまり、一緒に暮らして家族として過ごしていても、法律上は僕に扶養義務はなく、その子に僕の財産の相続権も発生しません。名字も変わりません。

ここで一つ、意外だったことがあります。それは「元の父親(実の父)との関係」です。養子縁組をしない場合、子どもの実の父はこれまで通り扶養義務を負ったままなので、基本的には今まで通り養育費を受け取れる形になります。

逆に僕が養子縁組をすると、僕に扶養義務が発生する結果、実の父からの養育費が減額される可能性が出てくる、ということも分かりました。「自分が父になる」ことが、お金の面では実の父の負担を軽くする方向に働きうる。これは正直、考えていなかった視点でした。

調べてみて、今の僕が思うこと

ここまで調べて、「結婚すれば自動的に親子」という僕の思い込みが、いかに何も分かっていなかったかを思い知りました。

養子縁組をするかしないかは、名字のこと、相続のこと、元の父親との関係、そして何より子ども自身の気持ちなど、いろいろな要素が絡む重い選択です。「愛情があるから当然する」と単純に決められる話でもないし、逆に「面倒だからしない」で済む話でもない。

正直、僕自身もまだ結論は出ていません。でも、こうして制度を知った上で考えられるようになったこと自体が、大きな一歩だと思っています。まずは「結婚と養子縁組は別」という事実を知ること。同じ勘違いをしている人がいたら、ここから一緒に考えていけたらうれしいです。

結婚に向けては、先日親にこの結婚のことを伝えて応援してもらった話も書いています。これまでの歩みについて、よかったらそちらも読んでみてください。

まとめ

彼女と結婚しても、それだけでは彼女の子どもと僕は法律上の親子にはならない。親子になるには「養子縁組」という別の手続きが必要でした。

養子縁組をするかしないかで、名字・扶養義務・相続・元の父親との関係まで変わってきます。僕自身まだ悩んでいる最中ですが、まずは事実を知ることから始めています。

シングルマザーの彼女との結婚に向けて考えておきたいことは、こちらの総まとめ記事にもまとめています。あわせて読んでみてください。同じ立場の誰かの参考になればうれしいです。なお繰り返しになりますが、実際の手続きや判断は、必ず役所や専門家に相談してくださいね。


この記事を書いた人:ゆっぴー

シングルマザーの彼女と、その子どもと一緒に暮らす30代の会社員。「男性パートナー目線」で、シングルマザーとの恋愛・再婚のリアルな悩みや体験を発信しています。同じ立場で悩む誰かの役に立てばうれしいです。

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